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あらいクリニック

女性泌尿器科


女性泌尿器科について

女性は身体の構造上、尿道がたいへん短いため膀胱炎や尿漏れが起きやすくなります。尿のお悩みは、外出しづらい、ゆっくり眠れないなど生活の質(QOL)に大きく影響してきます。軽症と思ってがまんせず、トラブルが大きくなる前に気軽に当院までご相談ください。
女性の皆さまに抵抗無く受診していただけるよう努めておりますので、おしっこのお悩みや骨盤臓器脱(性器脱)などについても、一人で悩んでおらずに、お気軽にご相談ください。

こんな症状・疾患の方はご相談ください

  • 尿が漏れる
  • 尿に血が混じる
  • おしっこが近い、回数が多い
  • 夜間、何度もおしっこに起きる
  • 尿が残っている感じがする
  • おしっこに血が混じる
  • 腟から丸いものが脱出する
  • 足がむくむ
  • 腰や背中が痛む
  • 腎臓のあたりが痛む
  • 尿道から膿が出た
  • 血尿やたんぱく尿を指摘された
  • 尿路(腎臓、尿管、膀胱)に結石がある
  • 慢性骨盤痛症候群(明らかな原因が無いのに、下腹部痛がある) など

女性泌尿器科で扱う代表的な疾患

過活動膀胱(OAB)

40歳を過ぎたころからトイレが近い、尿漏れなどの症状でお悩みの方が増えてきます。 ご自身は体質かな?というくらいで病気とは思っていないことも多いのですが、過活動膀胱が原因かもしれません。
膀胱には300~500ccほど尿を溜めることができますが、過活動膀胱では排尿筋が過剰に収縮し、膀胱に溜まる尿量も少なくなるため、急に我慢できないような尿意(尿意切迫感)やトイレの回数が増える(頻尿)、おしっこを我慢できず漏らしてしまう(切迫性尿失禁)、夜に何度もトイレに行く(夜間頻尿)など、様々な排尿トラブルが起こってきます。
治療は、抗コリン薬による薬物療法が多く使われます。 また、カフェインなどの利尿作用のある飲み物を控えるなど生活指導を行ったり、排尿の間隔を長くする膀胱訓練や膀胱を支えている筋肉を強くするために骨盤底筋体操などリハビリ行うことも効果的です。

膀胱炎

女性に多い病気で、男性に起こるのは稀です。女性は身体の構造上、尿道がたいへん短いため膀胱炎をおこしやすく、年齢を問わずかかりますが、若い方に多く見られます。女性の外陰部にいる細菌が尿道から入って膀胱粘膜に付着、繁殖して起こります。 通常は菌が入っても、膀胱の感染防御機構が働いて膀胱炎にはなりませんが、次のような要因が重なると、膀胱炎になることがあります。

  • ストレス
  • 疲労
  • 冷え
  • 体調不良(風邪をひいた後など)
  • 尿を我慢し過ぎた
  • 生理後
  • 1日の尿量が少ない
  • 不潔な性行為 など

症状としては排尿痛、排尿時違和感、頻尿、残尿感、下腹部痛(違和感、鈍痛、張った感じなど)、血尿、混濁尿(白く濁っている)、尿臭が強い、などがあります。

検査は、尿検査と尿の細菌培養検査で診断します。トイレで紙コップに尿を採って来ていただき、それを顕微鏡で見て白血球が増えていれば膀胱炎と診断します。 治療は、抗生剤を3~5日間、内服します。通常1~2日間で症状は良くなり、3~5日間の治療で治癒します。

腹圧性尿失禁

女性の正常な体では、お腹に強い力(腹圧)がかかった場合、「骨盤底筋(こつばんていきん)」という筋肉が、膀胱と尿道を支えることで尿道が締まり、尿が漏れるのを防いでいます。腹圧性尿失禁は、この骨盤底筋が弱くなったり傷んだりすることによって尿道をうまく締められなくなり、尿漏れを起こす疾患です。
せきをする、くしゃみをする、笑う、走る、テニスやゴルフなどのスポーツをする、重い物を持ち上げる、坂道や階段を昇り降りする――こうした強い腹圧がかかるような動作をした時に尿が漏れてしまうことが多いです。

骨盤臓器脱

女性の骨盤内臓器(膀胱、子宮など)は、多くの筋肉・靭帯・膜で支えられています。これらが出産で傷ついたり、女性ホルモンの減少につれて弱くなったりしてくると、臓器脱が起こってきます。
骨盤臓器脱は、過去に多産・難産だった経験のある中高年の女性によく見られます。この臓器脱で悩んでいる方は多く、全国で数百万人はいると考えられています。
骨盤臓器脱の症状としては、以下のようなものがあります。

  • 腟から丸いものが脱出する
  • ピンポン玉のようなものが触れる
  • 股の間に何かがはさまっている感じがする
  • 下腹部が引っ張られる感じ、下がってくる感じがする

骨盤臓器脱は、軽症の場合には腹圧がかかった時に一時的に脱出する程度ですが、重症化すると、常時脱出した状態になります。 特にこの症状は、長時間の歩行・運動の後に悪化しやすくなります。また朝方には何ともないのに、夕方になると症状が気になってくる方が多いようです。 こうした症状にお悩みの場合は、恥ずかしがらずにお早めにご相談ください。
06-6690-0007